1:144 RG スカイグラスパー

しばらくこのブログから遠ざかっていた間にしていたことを、いくつか回顧して投稿していきます。まずは、RGスカイグラスパー [ランチャー・ソードパック]の制作を振り返ります。

スカイグラスパー 左

このキットを購入したのは、2012年に発売されて直ぐでした。本格的に積みプラ崩しを始めたのは、その4年ぐらい経ってからでしょうか。ですから、当時はEXモデル「SEEDメカセット」に含まれているスカイグラスパーも組み立てていませんね。あちらは、当時のHG ストライクガンダムにあるバックパックを接続できるものでした。組み立てた結果は、前に投稿しています。そちらをご覧ください。このRG版は、同じくRGストライクガンダムのバックパックを接続できるものとして、RGストライクガンダムに付属するエールストライカー・パック以外のランチャーストライカー・パック、ソードストライカー・パックが付属しています。多くの方々が、こちらを目当てに購入したのではないでしょうか。当時の私は、その2つのストライカー・パックの存在はどうでもよく、EXモデル版スカイグラスパーの大胆な彫りにガッカリしていたので大喜びしたものです。

組み立て

実際に組み立て始めたのは、昨年の10月下旬です。エルガイムMk.2を組み終え、少し間を置いてからのことになります。

1:144というスケールゆえにスカイグラスパー本体は手のひらサイズの大きさになります。小さいですから、多色成形ランナーで構成されていることにありがたみを感じます。特殊な塗装スキームにしなければ、塗料の使用量が少なく済んで経済的にも助かります。(^^;)

RGとなり、その名の通り造形も見応えがあるものになりました。EXモデルのスカイグラスパーとは比べものになりません。翼(主翼・垂直尾翼)が、きちんと流線形の造形となっていることを見れば、力の入れ具合がわかります。PGも含む他のグレードのキットにある翼の多くは、平板な翼になっており、流線形ではありません。「ガンプラにある翼には、常にヤスリ掛け」を覚悟しているぐらいです。

スカイグラスパー 翼

早速、機首から組み立てていきました。パイロットを乗せることが必須になっています。ここは、ムウ・ラ・フラガの一択しかありません。特殊デカール(シール)には、彼の名前しかなく、機番も一つしかありません。

このキットの良いところは、噛み合わせの隙間が少ない精度の高いスナップフィットであることでしょう。噛み合わせに失敗したとしてもパーツを折らない限りは、やり直せますからね。ですが、厄介なこともあります。

このキットでいうと、キャノピーを開けさせるギミックが大胆なところでしょう。ひとつ間違えたら壊しそうで危ない。クリアパーツのキャノピー奥にある軸を左右の機首パーツで挟みこみ、上下に動くだけならよくありそうな構造です。このキットでは、キャノピーが上下にパカパカと開かないようにと、キャノピーを閉める場合、軸を奥に入れ込むというのです。開ける際には、その軸を前に引っ張り出してから開けさせるという。そのために、開閉するには、キャノピーの直ぐ後ろにあるパーツを外しておきます。大胆ですよね。精度の良いスナップフィットでなければできないことです。ハッキリ言いますと、パーツを相当研磨して滑らかにしておかないとこれらの動作はぎこちない。間違えれば、機首全体を壊しかねません。これは、後部座席を省略してまで実現させるギミックなのでしょうか。それよりも、操縦席のパネルの再現をデカールを使うなどでしてほしかった気もします。


このキットにもABS樹脂製パーツはあります。塗装するには気をつけておかなければなりません。スカイグラスパー本体に使う箇所は、ストライカー・パックと接続する際に可動する部分です。ほとんどが、この可動に対する補強パーツとして存在します。外面に現れていたとしても、昔と違い、今はアクリジョンで塗ればいいですし、アクリジョン・ベースカラーという優れものがありますので、それを使えば、ABS樹脂を十分に保護できるでしょう。

そのため、主翼のパーツ構成も上下で補強用パーツを挟みこみ、そこに別パーツの前縁と後縁を差し込むというものになっています。その前縁、後縁は別色パーツですので、差し込む前に塗っておくと楽です。補強パーツを使う理由には、この翼が少し前後に動く仕様となっており、翼の端にストライカー・パックを運搬及び運用するためのキャリアーがあるからでしょう。

スカイグラスパー キャリアー

このキャリアーの中核パーツもABS樹脂製パーツです。そこに白や青のPS樹脂製パーツが被せられるというもの。組むのはややこしくなりますが、これで(小さいスケールの)塗装が楽になるなら好いじゃないかと思えるパーツ構成と言えます。(余談ですが、1:60スケールの説明書では、この装備をウェポンベイと明記しています。ですが、正確には爆弾やミサイルを格納しておらず、爆弾槽(桶)とは言い難い。キャリアーと名乗ったほうがいいでしょう。)


スカイグラスパーは、下部の前と後ろに排気口があります。この2つの排気口のパーツをみると、奥行きがなくて蓋をしているかのように平面が見えている惜しい造形です。ここは、以前組み立てたAV-8B+ ハリアー・プラスの時と同様に、彫刻刀やデザインナイフを使って口に奥行きを出しました。

それにしても、前方に向いている排気口とは、何なのでしょう。これまで、エアインテークかと思っていました(苦笑)。

スカイグラスパー 下面スカイグラスパー 排気ノズル

この造形を生かすとしたらとか、そんな妄想にも切りがないので、その前方の排気口(という設定もの)にも奥行きをつけるために削り込みました。また、平棒や三角棒などでフィンを1,2本付けるのも手だったと思います。なんだかんだ言って、現実に存在しない機体のキットは、このように色々と妄想を膨らませて形に出来るのだから楽しいです(*'▽')。

塗装

このキットの成形パーツの色の振り分けは、実に良いですね。すべて未塗装で済ませられるまでとはいきませんが、少ない塗装で好い仕上がりになるように出来ていると思います。ただし、1:144というスケールであるかぎり、塗装には、自分の筆圧にあった、しなりの良い面相筆を用意しておくといいでしょう。特にパイロットと(一つのパーツで済まされている)ランディング・ギアの塗り分けには、どうしても必要になります。

さて、肝心の主な色である青・白・灰色の3色ですが、ここはMr.カラーにあるブルーインパルスの特色カラーでいくことにしました。あの青がまだ残っているのです。時間が経っているのでドロドロでしたが、薄めて使いました。白は、すでになく、アクリジョンのホワイトで塗装しています。

灰色は、特色カラーのそれでは似合わないと思ったので、タミヤアクリルミニで一番明るいグレイである「スカイグレイ」に変えました。塗料の性質上、特色カラーと重ならないよう塗り分けが必要です。パーツの塗装箇所を分別するこんな時に、多色成形ランナーのキットであることが助かります。

エアインテークなど、イエローかオレンジの部分は、アニメでも微妙に異なっており、キットもRGはイエロー寄りの色で、PG(1:60)はオレンジ寄りの配合を指定するなど違っていて、色選びに困る箇所です。今回は、RGでの指定色及び成形色通りにイエローにすることにしました。

他の暗い灰色(砲門など)には、ダークグレイです。ABS樹脂の箇所は、間違いなくアクリジョン・ベースカラーのベースグレーを塗っています。排気口は、下地として黒色を塗り、その上に薄めたX10ガンメタルを塗りました。ガンメタルをベタで塗らなかったのは、その塗料に含まれる金属粉がまとまって現れるのを避けるためです。Mr.カラーでいえば、黒鉄色のイメージに寄せました。それ以外、機首部、タイヤなど細かい塗装には、飛行機模型で通常使われている色を使っています。

今回のウェザリング塗装は、ウェザリングライナーやリアルタッチマーカーで、だいたい事足ります。ただし、ウォッシングは、デカールが特殊なシール・タイプであるために、やりませんでした。クリアー塗装で保護してもシールに厚みがあり、その角を削っていたとしても、シールの形状がより明確になってしまうからです。

スカイグラスパー 右スカイグラスパー 後面

以上

RGのスカイグラスパーの制作を振り返ってみました。なぜこのキットには、他のガンプラと違い、きちんと翼を流線形にしてくれているのかという疑問があります。小スケールの飛行機模型として最低限のことはしているキットだと思います。欲を言えば、水転写デカールが欲しかったですね。

他に付属する2つのストライカー・パックについては、もともと関心がなく、これと言って特に記することもありませんので、完成写真のみ掲載とさせてもらいます。

<(_ _)>

ランチャーストライカー・パック 前面ランチャーストライカー・パック 後面ソードストライカー・パック



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