1:100 #エルガイム mk2

PA093576.jpg

積みプラ崩しも、ついに1:100スケールへとたどり着きました。その最初として選んだのは、R3(Real Robot Revolution)版 エルガイムMk2です。積みプラの洗い出しをした際に、首や胴周りのカバーなど目立つ箇所で合成ゴムが使われているのを確認していました。12年前に購入した模型ですから、スチール樹脂ではないパーツが多い模型は早めに立体化しておきたいと思う次第です。他にも骨格(ムーバル・フレーム)あたるパーツや、腕に付けるバインダーの骨格がABS樹脂製で数多くあったことも組み立てを最優先にした理由です。

組み立て

ヘッド・ユニットから組み立て始めましたが、赤いパイプも合成ゴム製です。後頭部の首にリード線をぐるぐる巻きするなど、このスケールならではの贅沢を久しぶりに体感しました。

難所は、ボディ、アーム、レッグのユニットでしょう。ABS樹脂製パーツが軸になるユニット群です。久しぶりに箱を開けた際に気になったのは、ABS樹脂製ランナーの”捻じれ”でした。同梱されているスチロール樹脂製には”捻じれ”がないのに、ABS樹脂製だけが捻じれている。

どのような条件が重なり、このような状態になったかわかりませんが、ゲート処理を含め、パーツのかみ合わせを確認しつつ作業を進めました。このABS樹脂製パーツは、完全にかみ合わせてしまうと簡単には外れてくれません。堅くて外すのが大変でした。慎重に力配分を考えて作業しました。

他にも外装カバーを付ける時に、差し込みが滑らかとは言い難いものでした。ABS樹脂より柔軟性がないスチロール樹脂製の外装を割ってしまうのでお気を付けください。私も一枚だけヒビが入りました。その際は、合わせ目消しの要領で流し込み接着剤を使って割れ目を目立たぬように施しました。

また、塗装でもABS樹脂製パーツは難所と言われています。ここは、水性塗料であるアクリジョンを使うことをお勧めします。今回は、一部を除いて塗装はしませんでしたが、ムーバル・フレームむき出しで飾ったり、カットモデルに仕上げる場合は、塗装は欠かせないでしょう。アクリジョンの色味に難を示すなら、アクリジョン・ベースカラーを使いコーティングすれば良いでしょう。通常のアクリジョンよりも乾きが早く、完全乾燥後にはラッカー系塗料も安心して塗れましょう。私は、このベースカラーをリキッド・サーフェイサーの代用品としても使っていくことにしました。乾きが早いうえ、きめの細かい傷も埋まっており、臭いも気にならないのですから。


バックパック の組み立て

バックパックは大きめのパーツが占めるユニットです。組み立てた後に塗装すると面倒な箇所もあり、上面や下面になるパーツ以外は、先に塗装しました。このユニットの組み立てでも、簡単には嵌らないパーツがありましたね。上面や下面になるパーツに直接差す排熱口パーツがそれです。上面もしは下面パーツがヒビ割れるか割れないかぐらい強く押さないとキッチリ嵌りませんでした。こんな時は、そのパーツの接地側を金ヤスリで「かるく」削り整えます。

武装には、主に腕に装着するパワーランチャーやセイバーといった通常兵器のほか、このスケールで全長 350㎜になる高火力兵器バスターランチャーがあります。また、バインダーには、Sマインやカートリッジに加えてセイバーも格納されているというヘヴィメタル(機体)です。このスケールですから、これらも一つ一つパーツとなり再現されています。


バスターランチャーの組み立て

この最大の武器。銃口と砲身、排熱部の3つに分かれて組み立てます。砲身部分にはハンドルがつき、銃口と砲身を接着するだけでも290mmあります。実に合わせ目が目立ちますので、合わせ目消しの確認にサーフェイサーは必須です。こういう時は、いつもリキッド・サーフェイサーを使っていたのですが、今回はアクリジョン・ベースカラーのベースグレーで試行することにしました。前述のとおり、バックパックを塗装した際、乾きが早くて、きめ細かい傷が目立たなかったからです。

使ってみると、隙間が大きい場合はパテが必要ですが、間違って厚塗りをしたり、はみ出したりしても、軽くヤスリ掛けすれば直ぐに削れるのがありがたかったです。リキッド・サーフェイサーは意外に完全に乾くのが遅く、ヤスリ掛けに多くの時間を掛けてきたので、時間の節約になり大変助かりました。

バインダーの組み立て

蓋の開閉行為のためにABS樹脂製パーツになったのでしょうか。ここは、塗装をしないことには、蓋も格納部も引き立ちませんから、ゲート処理をした後、アクリジョン・ベースカラーのベースグレーを下地塗装に使いました。蓋を付けてみると、ここにランナーが捻じれていたことによる隙間が出てきました。幸い嵌めて閉じる仕様なので目立ちませんが、嵌めなければ歪みが見て取れます。嵌める仕様ではなかったら、別の工程を考えて平衡にしなければならなかったでしょう。


塗装

当初は塗装せずに手早く組み上げることも考えましたが、外装にあたる成形色ではスッキリしません。特に、手甲等のレッド部がアニメ寄りでもなくスッキリしませんでした。これは重量感がないからだと思えてきました。アニメ寄りにするならば、アニメはネット配信もされて、直ぐに見直せるので、それは色々と試せる状況にあります。

マニュアルの参考写真もいまいちに感じたので、そのレッド部は赤色でもオレンジ色でもない朱色に近くなればと試してみることにしました。成形色は赤でしたが、ベースイエローで下地塗装をした後、タミヤアクリルミニのレッドを使っています。他の色はどうしたか、マニュアルのカラーガイドの名称に沿って、説明しましょう。

ライトグレイ部は、水性ホビーカラーのニュートラルグレーを使いました。成形色は、青味がある非常に明るいグレイでしたが、全体として落ち着きのある塗装にしたいと思い選択しました。

ブラウン部は、実に成形色のままです。なにせABS樹脂製パーツであることからアクリジョンを必要としました。あいにくこれに合う手持ちの色がなかったので研磨仕上げに止めました。塗るならレッドブラウンでしょうか。

インテーク等レッド部は、まだ残っているラッカー系塗料のクランベリーレッドにしました。はやく使い切りたい色ですが、なかなか出番が作れません。

バックパック等ダークブルー部には、アクリジョン・ベースカラーのベースグレーをそのまま使用しました。筆塗りで塗装した後に試しでウェザリング塗装をしたら、いい塩梅になったので、そのままになりました。

武器等グレー部ですが、ここは、呉海軍工廠グレイを使いました。この色ではなくても、ベースグレーが下地塗装向けに暗色のグレーですから、それよりも明るいグレイであって、ニュートラルグレーよりも暗いグレイを選べば、好みに合う既存のグレイがあると思います。

コネクタ イエロー部は、あいにく撮影していません。指定されたパーツは、成形色がダークブルーで、アクリジョン・ベースカラーのベースイエローを下地塗装に使わなければならないパーツでした。その後、より明るいフラットイエローを使っています。

その他、カートリッジやセイバーにはガンメタルを、Sマインにはオリーブドラブを塗装しています。

ウェザリング塗装

ウェザリング塗装には、外装パーツに油彩塗料の「ウェザリングカラー フィルタ・リキッド」の「レイヤーバイオレット」でフィルター塗装を施し、同じく「ウェザリングカラー」の「マルチグレー」で塵汚れとしてウォッシングしています。

また、ガンダムカラーのリアルタッチマーカーのオレンジや、ペンシル型の「ウェザリングライナー」全9色を使って外装表面に線を引くようにして、その後は綿棒でぼかす作業をレッグ・ユニットやバックパックに施してみました。

写真ではわかりませんが、バスターランチャーの排熱部も、「ウェザリングライナー」のブラック、オレンジ、ブラウンで線を引いてぼかし下地を見せるようにしてます。ですが、その後にガイアノーツの「煤」を軽くのせてエナメル溶液で伸ばしていったことで、遠目からは単に真っ黒なだけに見える様になってしまいました。これには、苦笑するほかありません。

PA093564.jpgPA093586.jpgPA093587.jpgPA093571.jpg

<脚周りや、バックパック、パワーランチャーの排熱部などをウェザリング塗装>

最後に

この組み立てを始めてすぐに、1ヶ月ほど作業を完全に止めざるを得ない状況があったこともあり、完成するのが想定以上に遅れました。このままずるずると完成が遅れてしまう可能性もあったので、ひとまず仕上がっただけでもほっとしています。

この模型の難を、もう一つ言うとすれば、ABS樹脂製パーツにより関節の動きが固くなっているのではないかということでしょう。ポージングのために動かすにも、あやまって外装パーツが割れてしまいそうなくらいぎこちない。これは、慣らせば動きが柔らかくなるのかもわかりません。撮りたいボーズがあるのですが、しばらくお預けにします。m(__)m



GSIクレオス Mr.ウェザリングライナー 錆色セット PP201
GSIクレオス Mr.ウェザリングライナー 錆色セット PP201
Mr.ウェザリングライナー 泥色セット PP202
Mr.ウェザリングライナー 泥色セット PP202
GSIクレオス Mr.ウェザリングライナー 雪色セット PP203
GSIクレオス Mr.ウェザリングライナー 雪色セット PP203

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント